三日坊主の脱し方

あなたは、近頃、意欲に燃えて新しいことを始めました。

よし!新しい自分になるんだ!と意気込んで始めました。

でもしばらくして、もし、あなたが、「やっぱり三日坊主で、続かない」とか、

「モチベーションをキープするのが難しい」とか、「つい、いつもの日常に

流されてしまう」と感じているなら、今日は一つの攻略法をお伝えしたいと思います。

 

そんなこと言うけど、「これまで何度もチャレンジしてきたけど、だめだったんだ」

「結局、意思の強さが大事ってことだよね」「自分が頑張るしかないんだよね」

という声が聞こえてきそうですね。

 

もちろん、新しいことを始めた時点であなたは頑張っています。

でも、100%自分で頑張らないと、って思っていませんか?

 

あなたが三日坊主を脱して、モチベーションを持ち続け、あなたの目標を達成する方法、

それは、「仲間を見つけること」。

 

やる気いっぱいで新しいことを始めたあなた。

でも、しばらくするといつもの毎日に戻ってしまう。ああ・・・自己嫌悪。

そんな時に、一緒に新しいことをする仲間がいると、あなたとは違う方法で続けている仲間から

教えてもらったり、お互いにチェックし合ったりして、仲間に助けられ、仲間から学ぶことが

たくさん出てきます。

そして、仲間がやっているのに自分だけやらないわけにはいかなくなる状況が生まれます。

あなたが100%一人で頑張らなくても、仲間が新しい視点をあなたに持ってきてくれ、

仲間があなたが続けようとするのを支えてくれるのです。

 

もし、あなたが新しいことを始めるなら、仲間を見つける。

すると、いつの間にか3日を過ぎ、1か月を過ぎ、3か月を過ぎて、続けているあなたが

いることに気づくでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの能力を引き出す「中途半端」のススメ

もし、あなたが「完璧主義で、つい時間がかかってしまう」とか、

「自分で納得いくものができるまで、人には見せられない」とか、

「中途半端なものを出して、できない人と思われたくない」と

一度でも思ったことがあるなら、その完璧主義をなんとかして、

さっさと仕事を片づけてしまう方法、知りたいと思いませんか?

 

完璧主義をなんとかして、さっさと仕事を片付けるには、納得いかない出来ばえでも、

早めに提出する勇気を持つこと。その勇気を持つためにおススメしたいのが、

「ブログを毎日書く」こと。

え!?どうして?って思いましたか?

 

毎日ブログを書こうとしても、書けなくて頭を抱える日もあります。納得のいかない文章しか

書けないこともあります。でもとにかく毎日投稿するのです。

つまりそれは、あなたにとっては、中途半端なものを出していることになります。

でも、しばらくそれを続けていると、中途半端なものでも出せるようになってきます。

慣れてくるのですね。そうなるとしめたもの。

あとは、中途半端で出すことの威力と効用をどんどん体験できます。

 

中途半端なものを早めに出すことの効用は、それを目にした人の数がより多くなり、

フィードバックをより多くもらえる可能性があること。その時、より多くの異なった視点が入った

フィードバックとなるため、より良い修正ができること。

また、早くに提出しているので、修正のチャンスが多く残されていること、などがあります。

 

でも、何よりも、中途半端なまま表に出すことの威力は、あなたの能力をどんどん

引き出してくれることなのです。

どういうこと?って思われましたか?

 

完璧主義のあなたは、中途半端なものを出したことがとても気に懸かります。

すると、提出した後で、次々にあそこはこうすればよかった、ここはこう書けばよかった、

と浮かんでくるのです。

いいものを提出しようと思って、机の前でうんうん悩んでいたときには出てこなかったアイデア

中途半端なまま提出してしまったがために、どんどん浮かんできます。

浮かんできたアイデアをもとにどんどん修正していけば、いつの間にか納得のいくものが

出来上がっているのです。

それに、一旦提出しているので、まだ出せていないと、締め切りに追われるような

精神的ストレスからも解放されます。

 

この方法が有効に働くのは、あなたが完璧主義だからこそ。

完璧主義だから、中途半端で提出したものを気に懸けて、ああすればよかった、こうすればよかった

というアイデアが湧いてくるのです。

つまり、中途半端なものを表に出したことによって、あなたの能力が

どんどん引き出されているのです。

 

完璧主義だからこそ、中途半端なものを提出する。

中途半端なものを表に出すことが、あなたの能力をどんどん引き出すのです。

 

とは言っても、いきなり仕事で試してみるのは・・・と二の足を踏むのも分かります。

そこで、「ブログを毎日書く」です。

毎日ブログを書き続け、中途半端なまま表に出すことの素晴らしい威力を体感してみて下さい。

あなたは、あなたの完璧主義を自分のものにし、完璧主義であることを最大限に

活かしていくことができるようになるでしょう。

 

 

カリスマ美容師と呼ばれるワケ~安心感~

東京を訪れる機会が増え、一度カリスマ美容師と呼ばれる人にカットしてもらいたいと思い、

予約を入れました。

私がお願いした方は、線が細く、中性的で、とても柔らかな物腰の人。

初めは、いろいろな質問から始まります。

「ここが扱いにくいっていうところありますか?」の質問に、私が答えると

「ここをこうするとそうなりにくいと思うので、~してもいいですか?」と。

気づいたのは、私のどの答えに対しても、「・・・だと思うので、~してもいいですか?」

の形で返ってくること。

カリスマと呼ばれる人。こうした方がいいですよ、とか、じゃあこうしますね、というのが

普通のように思っていたのが、アドバイスをしながらも、必ず「~してもいいですか?」と

相手の了解を取っているのです。

質問して相手のことを知ったうえで、決して押しつけでないアドバイスをし、

そして行動する前には必ず了解を得てから行う。

 

カリスマと呼ばれている人とは知っていても、初対面では、どんな風にカットしてくれるんだろうと

多少の心配もあるでしょう。

それを一つ一つ話し合いながら、相手の了解を得てから進めていく。

するとお客さんも安心して任せられるようになる。

 

一番最初にできる、いえ、最初にすべき、相手に「安心してもらう」こと。

あなたも、初めてのお客さんに「安心してもらう」ために、

「・・・だと思うので、~してもいいですか?」と、まずは一つ一つ相手の了解を取りながら、

話を進めていってみてはいかがでしょうか。

きっと、お客さんはあなたにお願いしたい、そう思ってくれるかもしれません。

 

 

電車の中のかっこいいおばちゃん

今日、大阪駅で女性専用車両に乗りました。

乗った車両の私の斜め前には珍しく、男の子が携帯電話をさわりながら座っていました。

次の駅が近づくと、その男の子の横の席が空いたので、私はその席に。

すると、向こうの方に座っていたおばちゃんがこちらに来て、男の子に

「ここは女性専用車両やで」と一言。迫力のある声です。

男の子は、あっと気づいた様子で「ありがとうございます」と言って、もうすぐ着く駅で

車両を変えるため、扉の方に向かっていきました。

その時ふと視線を感じ、顔を上げると、そのおばちゃんが、私に向って

にっこり微笑んでいるのです。

なぜ私に微笑んでくれるのかわからなかったけれど、男の子に迫力のある声で話しかけた

おばちゃんとは思えないほどの素敵な笑顔に私も思わず笑顔で応えました。

そして、おばちゃんはそのまま男の子と同じ扉から降りて行きました。

 

なぜだったんだろう?

そう思った次の瞬間、え!?もしかして、私のために!?

そう、私はそのとき両手に荷物を持っていたのです。

もしかして、おばちゃんは荷物を持っている私を思って男の子に言ってくれたの!?

そして、何も言わず爽やかな笑顔だけを残して去っていったおばちゃん。

カッコいい!!

 

電車の中では、ときどきドラマが生まれます。

次はあなたがヒーローになる番かもしれません。

 

 

 

 

そらでする

歌の教室のクリスマスライブが近づくにつれ、練習にも力が入ってきました。

歌うために私がいつもすることは、まずYoutubeでいろんな人の歌い方を聞いて、

自分の好きなスタイルを選びます。

そして決まれば、次はその人がどんな歌い方をしているのかを1小節ずつ見ていき、

楽譜に自分なりの歌い方の記号を付けていきます。

一つの曲を丁寧に紐解いていく感じです。

そして、つけた記号に沿って通して歌ってみる。次に暗譜して歌えるように練習する。

 

あなたは、この練習の流れの中での大事なポイントって何だと思いますか?

1曲を1小節ずつに分解して紐解いていくことも大事そうですね。

でも、もっと大事なポイントがあります。

それは、暗譜すること。

 

プロの歌手がアマチュア違うのは、歌をどう表現して伝えたいかを考えて歌っているから。

そのためには、歌を暗譜していないと、あなたの感情も表現も乗せることができないのです。

まず、そらで歌えること、その後に人を感動させる歌が歌えるかどうかがついてきます。

 

ものごとの上達のまず一歩は、そらでできること。

 

あなたも、何か上達したいと思っているなら、まずそのことをそらでできるようにしてみませんか?

 

 

 

 

 

 

20年の想い

今日は、第20回関西地区合気道合同研鑽会の日。

合気道道主 植芝守央先生(合気道の開祖 植芝盛平先生は植芝守央先生の祖父にあたります)

にご指導頂けるとあって、700人もの参加者が関西地区のみならず、北陸や中部地方からも集まり、

大きな武道館は人でいっぱいになりました。

 

今回は、第20回ということで、私の通う道場の先生がご挨拶をされました。

会社員時代、ヨーロッパに駐在していたときに、パリで開催された道主の研鑽会に

参加したそうですが、そのときに、国境を越えて様々な国から1000人もの人が参加しているのを

目の当たりにし、日本に帰国して道場を開いたときに、道主に指導頂ける機会を関西でも作りたい、

そう思って、関西地区の道場の先生方に相談し、この研鑽会が始まったことを知りました。

20年前に小さく始まった先生の想いは、今では700人もの人を集めるまでになったのです。

道主の前で各道場の先生方の演武が行われましたが、20年の想いが込められた先生の演武は、

ひときわ切れと力強さがありました。

 

始まりは小さくても、強い想いが、周りの人を動かします。

今はまだ小さな一歩を踏み出したばかりのあなたの想いは、20年後には、何百人もの人を

動かしているかもしれません。

 

 

 

 

 

 

ペースを合わせる

合気道を始めて、10回の稽古達成。

 

有段者向けと小学生向け以外は、どの稽古に出てもよく、基本的には、女子稽古や

基礎稽古などの初心者向けのものに出ていますが、時々他の稽古にも出てみます。

女子稽古や基礎稽古では、基本の技をじっくりと丁寧に教えてくれるので、

わかりやすく、一つ一つの技を時間をかけて学べるようになっています。

ところが他の稽古では、みなさんある程度の経験者。

技をかけ合うのに、相手が初心者だと自分の稽古ができません。

そこで、生徒でもあり、先生でもある方が、だいたい各稽古に参加していて、

初心者の相手をして下さいます。

私が当たるのは、いつも「しごきの大谷さん(仮名)」と呼ばれる方。

とても面白く、いつも冗談を言っているのですが、道場に入ると声をかけるのも戸惑うくらい

真剣な表情に変わります。

普段女子稽古などで慣れているスピードとは全く違い、とにかく次から次へと技をかけられ、

技をかけるように促されます。

次は左足?右足?などと考えている暇はありません。

私が間違えていても、気づけるようにさっと示したら、はい、次!という大谷さんの

無言の声が聞こえます。

私はただ、とにかく大谷さんのペースに合わせて考える暇なく動く。

ところが、ひたすらそれを繰り返してるいうちに、なんとなくその技の感覚がつかめて

くるような気がするのです。

女子稽古や基礎稽古のゆっくりとしたペースでは、感じることのない感覚です。

稽古中は常に大谷さんのプレッシャーがありますが、終わってみると楽しいと感じているのです。

 

習い事を始めると、初心者向けのクラスがあり、しばらく通っているうちに、

なんとなくやめてしまう、そんなことありませんか?

 

自分にはまだ少し難しいかなという場面に出て、頭で考えず、その難しいレベルにいる人のペースに

ただ合わせる。

すると、今まで頭でどれだけ考えても見えなかった景色が、ふっとあなたの目の前に姿を

現してくれるかもしれません。