人にできるうちがしあわせ

「人にできるうちがしあわせやなぁ」

 

5年前に圧迫骨折をしてから、杖をつきながらの生活になった

93歳の祖母の妹。

家事や身の回りのことをするのが難しくなりましたが、

旦那さん以外の人に世話をかけるのを好まない伯母。

ここ2年ほどは、私にも少しずつさせてくれるようになりましたが、

それでも、私が何かすると、申し訳なさそうな、悲しそうな、うれしくなさそうな

うれしそうな、いろんな感情が入り混じったような顔をします。

 

そんな伯母が、言った言葉。

 

「人にできるうちがしあわせやなぁ」

 

そう、伯母がとてもうれしそうな顔をするとき。

それは、伯母が誰かに何かをして、それを相手がよろこんでくれたとき。

自分が誰かに何かをしてもらったときではなく、

自分が相手に何かができて、

それを相手がよろこんでくれたとき。

 

いくつになっても、人のために何かができることをよろこびとし、

それを相手がよろこんでくれることをしあわせだと感じる。

 

そんな伯母のように年を重ねていきたい、そう思いました。

 

この週末、93歳の伯母に教えてもらった大切な言葉です。