「確認する」がもつあたたかさとは?

「一つ一つ確認したらいいですよ」

 

先日、友人が言った言葉です。

 

私がこれまで「確認する」に持っていた文字のイメージは、

角張った、 杓子定規な感じ、でした。

 

ところが、友人の言う「確認する」には、あったかさがありました。

「確認する」の言葉に初めて感じたあったかさ。

同じ言葉なのに、この違いってどこから来るんだろう?

不思議でした。

  

そこで、「確認する」の意味を調べてみました。

 

1.はっきり認めること。また、そうであることをはっきりたしかめること。


2 特定の事実や法律関係の存否について争いや疑いのあるとき、これを判断・認定する行為。当選者の決定など。

 

概ね、私が思っていた意味と同じです。

 

でも、何かピンとこない、ことないですか?

 

1.はっきり認めること。また、そうであることをはっきりたしかめること。

 

って、実際どうするんでしょう?

 

そこで、文字を分解してみることにしました。

 

「確認する」は、「確かめる」と「認める」の文字に分けられますよね。

 

ちょうど「認める」については、先日、記事にしました。

http://hikokigumo.hatenablog.com/entry/2017/05/26/000000

 

辞書に書いていた「認める」の意味は、

 

1.目に留める。「ある」ことが確かだと見てとる

2.見て判断する

3.間違いないと判断する

4.差し支えないとして、許可する

5.見どころがあるものとして、目に留める

 

じゃ、この「認める」ってことを「確かめる」ことなんじゃないかな?

 

そしたら「確かめる」ってどうやってするんだろう?って考えた時に

これまでの私の頭の中には、

 

1.自分で調べて確かめる

 

しかなかったことに気づきました。

 

「確かめる」もう一つの方法。

 

それは、友人が教えてくれた

 

2.相手と一緒に確かめる

 

ということ。

 

そこには、あったかさがありました。

 

「一緒に創っていく」イメージです。

 

そして、一つ気づきました。

 

「認める」って、全部 「自分」でしてることなんですよね。

 

1.目に留める。「ある」ことが確かだと見てとる

2.見て判断する

3.間違いないと判断する

4.差し支えないとして、許可する

5.見どころがあるものとして、目に留める

 

見てとる、判断する、許可する、目に留める、って全部 自分でしていること。

 

「認める」ことを「確かめる」

 

つまり、「確認する」の意味に書かれていた「はっきりと認める」ということは、

自分でした「認める」ということを、さらに「相手と一緒に確かめる」

ことなんだ。

 

「確認する」ということは、自分で完結する「認める」と違って

「相手と一緒に創る」ことなんだ。

 

ものごとを確実にするには、「相手と一緒に創る」ことなんだ。

 

友人の言う「確認する」に感じた、あったかさと「一緒に創る」イメージ。

 

改めて、深く味わうことができました。

 

「一つ一つ確認する」

大事にしたい言葉です。