たとえば、
「玄関先の落ち葉の掃除、しないといけないなぁ」とか
「木が変な方向に伸びてるの、向き変えないといけないなぁ」とか
「畑の草ひいたの、処分しないといけないなぁ」とか思ったときに、
いつの間にか誰かがやってくれてる、
そんな魔法があったら知りたいと思いませんか?
実家の家の前には、青空駐車場があって、
そこに、毎日、近所のおじいちゃんおばあちゃんが集まって
団らんしています。
最初は、塀の段差のところへ腰かけて団らんしていたところ、
母が長椅子を持っていきました。
冬場は、じっと座ってしゃべっているのは寒いからと
父がたき火ができるように、ドラム缶に穴を開けて持っていきました。
ときどき、
母が作った和菓子を持って行ったり、
頂きものを持って行ったりしていました。
すると、最近、
玄関先の落ち葉掃除しないとな、と思っていると
いつの間にか掃除してくれていたり、
畑の草を引いたのをうず高く積み上げていたら
きれいにたき火で燃やしてくれていたり、
駐車場のジャカランダの木が、あっちの方向に向いていたら
大工さんだったおじいちゃんが、杭を打って、
枝を矯正してくれたりしている
というのです。
よく知る近所のおじいちゃんおばあちゃんが
何かできることを、と思って、いろいろ探して
進んでしてくれている。
魔法のような、そのとてもあったかい気持ちに
心がどうしようもなく動かされ、
ものすごくあったかい気持ちに包まれた日でした。