わからないことはすぐ聞く

 

博士論文提出まで、あと2週間。

 

今日は、そのためのフィードバックを先生からもらえる

残り数少ない機会。

 

それなのに、今朝になっても

肝心の研究のフレームワークが、

まだはっきりと見えていませんでした。

 

仮審査の時に言われたこと。

 

フレームワークがぼんやりしている」

 

そう言われて、ずっと考えてきました。

 

まったく見当違いのものではない、でも何かが違う。

 

それだけは、わかっていました。

 

先生との面談までに時間がない!

 

今朝、電話をくれた友人に、泣き言を言いました。

 

すると、友人が

 

「わからないことは、すぐ聞く」

 

「そのときに、『どこが』わからないのかを伝えれば、

先生も答えやすいよね。」と。

 

ハッとしました。

 

フレームワークがぼんやりしている」

 

先生の言われたことは、「なんとなく」わかっていました。

 

でも、具体的にはどういうことなのか、わからなかった。

 

だから、どこがわからないのかもわからなかったのです。

 

わからないことを先生に聞きたい。

 

でも、どこがわからないのかがわからない。

 

だったら、自分がどこまでわかっているのかを話そう。

 

そう思って、先生のお宅へ向かいました。

 

フレームワークがまだ見えていないことを伝えた上で、

今なにがわかっているのかをお伝えしました。

 

すると、先生がそのことについてコメントを下さる。

 

それについて、答える。

 

それを繰り返しているうちに、

研究のフレームワークとは、

どんな「考え方」をすればいいのかが

少しずつ見えてきました。

 

考え方がわかると、今まで気づかなかった

あんな視点もある、こんな視点もある

と次々と浮かんできました。

 

研究のフレームワークが見えてきて

わかったこと。

 

それは、

研究のフレームワークができて

初めて論文が書ける、ということ。

 

なぜなら、フレームワークにかかる事実だけを

集めて分析して、論文を構成するから。

 

それ以外は、すべて捨てるものだから。

 

今見えているフレームワークに沿うと、

半分以上のデータ分析をやり直すことになります。

 

先行研究も、それに沿うものを拾ってくる必要があります。

 

捨てる分析、先行研究が出てきます。

 

論文の構成も、大改造しなくてはなりません。

 

論文提出まであと2週間。

 

今日、このフレームワークの考え方が見えなかったら

どうなっていたか。

 

それもこれも

すべて今朝の友人のアドバイスがあったから。

 

いつも、いつも

 

本当にありがとう。

 

2週間、必ず書き切ります。