夜、弟とテーブルをはさんで、話をしていると、
弟の向こうに、バランスボールに乗って
こっちを見ながら、ぴょこたんぴょこたん
飛び跳ねている母が見える。
「どうしたの?」
と聴くと、
「今日は、楽しいなぁと思って」と。
こんな母を見るのは、すごくうれしい。
帰ってきてよかったなぁと思う。
母は、「みかんの花咲くころに、
また、しまなみ海道に行きたいね。」
と言っている。
以前、会社の同僚と、
しまなみ海道を自転車で走破した時に
瀬戸内海の風を感じながら
自転車で海の上を走るのが
たまらなく気持ちよくて、
両親にも同じ感動を体験してほしくて
しまなみ海道自転車走破の旅に誘ったのが
10年前。
ちょうどみかんの花咲く4月-5月の頃で、
どこを走っていても、みかんの花の甘い香りがして
島全体が、みかんの香りに包まれているという
別世界の体験でした。
みかんの国、和歌山で育った母にとっては
懐かしい香り。
また一緒に行きたいと思います。