カリスマ美容師と呼ばれるワケ~その8~「メッセージ」が大事

 

カリスマ美容師のマサさん。

 

近々、恒例のお客さん向けのヘアショーをするらしい。

 

もう10年も続いていて、お店をあげて

若手の美容師さんからベテランの美容師さんまで

いろんな人がデモンストレーションをする

ヘアショーなのだそう。

 

ところが。

 

このマサさんプロデュースのヘアショー、

他のヘアショーとは違うんです。

 

何が違うのか?

 

それはね。

 

ヘアショーを見たお客さんが、

社長が、オーナーが、

みんな涙するのです。

 

ヘアショーを見た人が、

みんな涙する。

 

どんなヘアショーなんだろう?

と思いませんか?

 

 

マサさんは言います。

 

「『セット、スゴイですね!』

 『ヘアデザイン、スゴイですね!』

 っていうショーじゃなくて、

 

『メッセージ』

 

 が一番大事だと思ってるんです」

 

 

「ヘアショーを見てくれたお客さんが

 

『明日、頑張ろう!』

 

って思ってもらえるショーにしたいんです」

 

 

うわぁ!師匠がいつも言ってることと一緒だ!

 

そこで聴いてみました。

 

「マサさんがするヘアショーと、

一般的なヘアショーの違いは何ですか?」

と。

 

「みなさん、『セットやヘアデザインがスゴイヘアショーでしょ』

って思ってるんですよ。

見に来てくれる人のそんな期待を裏切りたいって思うんですよ」

笑いながらマサさんが言う。

 

ショーの最後にマサさんのステージがある。

 

「毎回、歌を歌ったり、絵を描いたり、

やることは違うんですけど、

ひとつのメッセージを伝えるってことは同じで。」

 

言いながら、熱くなって

自分でも人知れず涙が込み上げてくることがあるのだと言う。

 

「自分で言いながら、自分で泣くって

バカだなーって思うんですけど」

 

そう言いながら、マサさんは笑う。

 

 

500人のホールが毎回超満員で、涙する。

 

サービスを提供する。

モノを提供する。

 

そのとき、人は、より良いサービスを

より良いモノをお客様に届けたい

と思います。

 

でも、本当に

お客さんの心を動かすのは

提供してもらった素晴らしいサービスでも、モノでもなく

そこに込められた『メッセージ』なのだと思う。

 

その人がお客さんに届けたい想い。

 

「美しい!」でも

「スゴイ!」でもなく、

「明日、頑張ろう!」って思えるヘアショー。

 

そんなヘアショー、いつか行ってみたいな。

 

師匠、

またすごいタイミングで、

師匠が大事にしてること

体感できたよ☆