警備員さんの名前

あなたのオフィスに警備員さんはいますか?

その方の顔を思い出せますか?名前を知っていますか?

 

私のオフィスには、2人の警備員さんが交代で出勤しています。

お二人とも定年退職をされた優しい方です。

お一人は、私たちスタッフによく声かけをしてくれる方、もうお一人は、話せばいろいろ話してくれるのですが、普段は無口で表情をあまり表さない方。

よくスタッフに声かけしてくれる方の心遣い、気配りには、いつもスタッフ誰もが感謝しています。

 

例えば、8:00出勤でいいところを、朝早く来るスタッフのために7:00頃から出勤してくれていたり、夏の暑い日には、朝、各部屋の開錠をしながら、クーラーのスイッチを入れてくれていたり。おかげで私たちがオフィスに到着する頃には、部屋はすっかり快適な温度になっていて、気持ちよく仕事を始められます。

私は、オフィスまで自転車通勤なのですが、駐輪場がないので、オフィスの前の屋根のないスペースに自転車を停めています。

以前、館内で最後の一人になって残業をしていたことがあります。仕事を終えて、雨上がりのひんやりとした空気の中、サドルにビニール袋がかぶせられた私の自転車を発見したときには、それまでの疲れが一瞬で吹き飛び、心がポッと温かくなりました。

そんな警備員さんに私たちも何か日頃の御礼ができればと、スタッフの異動やお祝いごとでオフィスで集まるときには、誰からともなく警備員さんにお声がけし、参加してもらって一緒にお祝いをします。

 

今日は、警備員さんにコンビニスイーツを頂きました。同じ部屋の同僚は、先日から家族のことでいろいろとあり、疲れていたのですが、朝から警備員さんにスイーツを頂いて元気が出た、と。

私たちスタッフは、みんな警備員さんに元気をもらっています。

朝、受付で笑顔の警備員さんと挨拶すると、一日の始まりが違ったものになります。

部屋のクーラーだったり、自転車のビニール袋だったり、その心配りに触れるたびに、元気をもらっているのです。

 

気が付くと、その警備員さんのお名前は誰もが知っているのですが、もうお一方のお名前は。。。

 

人に名前を覚えてもらうことが大事だって言われたり、差別化が大事だって言われたりします。

でも、それは笑顔で挨拶することだったり、声掛けすることだったりする少しずつの積み重ね + 少し先回りして相手を思う気持ちを表すことなのでしょう。

 

そして、すぐにできること、それは笑顔で挨拶すること。

あなたの笑顔がいつも誰かを元気にしています。

 

今日、あなたから元気をもらう人は誰でしょう?