重い扉が教えてくれたこと
今日は、整体に行く前に時間があったので、人で混雑するデパートで少し買い物をしていました。
気がつくと、いい時間。
予約時間に間に合うために、急いで出口の方へ向かいました。
道路に面した大きな扉の前には、出て行く人が途切れることなく続き、
次から次へと重い扉を手で押さえて開けたままにし、次の人に手渡していました。
当たり前のように扉を手渡す風景。
私は、早足で出口の扉へ向かって最後尾の人の後に続き、すぐ後ろから来た人に
重い扉を手渡しました。
すると、後ろから扉を持った人が、微笑みながら「ありがとうございます」と。
はっとしました。
当たり前のように扉を手渡してもらい、手渡していた私。
軽い会釈こそすれ、そこに微笑みと「ありがとうございます」の言葉がくるとは
思っていませんでした。
急がないとと思っていた私の心は一気に引き戻され、自分のことしか考えていなかった
恥ずかしさと同時に、温かい気持ちに包まれました。
こういう場面で微笑みと共に「ありがとう」が言えたら、世界はもっと平和になるんだろうな、
そう思いました。
人がしてくれることであなたが当たり前のように思っていること、ありませんか?
感謝はしていても、言葉にして伝えていないことありませんか?
あなたの微笑と「ありがとう」の言葉に、はっと気づき、あなたに感謝している人がいます。
「ありがとう」の言葉と笑顔。
私も、当たり前に思ってしまっていることを見直し、感謝の気持ちを
きちんと伝えていこうと思います。