フランス人IT技術者の、人生の目標の考え方
「10年経ったら、興味がなくなってるかもしれないけど
今、それがすごく楽しいから」
例えば、あなたが人生の「目標」を決めようとしたとき、
「自分のやりたいことって何だろう?」
「自分の強みは何だろう?」
と、ハタと立ち止まってしまったこと、ありませんか?
で、なかなか「目標」を決められなかったりすること、ありませんか?
今日は、自分の「目標」を決めるために
絶対必要な3つの条件のうち
2つめの条件をお伝えしようと思います。
先日、49歳のフランス人のIT技術者と
今後のキャリアの「目標」について
話していた時のこと。
彼は、これまで、IT技術者としてサクセスストーリーを歩んできた人。
もちろんこのまま、組織の中でキャリアを積んでいくのだろう
と思っていました。
ところが、
「これまでの自分のキャリアは間違っていた」
と言うのです。
「建築家になるべきだった」と。
きっかけは、10年前に中古の家を購入して
自分でリフォームしたこと。
それ以来、建築に興味を持ち、
いろんな家や建物を見ては、自分だったらどうするか
を考えるのが、楽しくて仕方がないのだそう。
「家を建てるには、まずその土地の自然について
よく知らなきゃいけないんだ」って
今 コルシカ島に 建築中の家について、
2人の建築家と話し合いながら、
その土地の形状、その土地の自然の力を最大限に取り込んだ
家を建てているのだと言います。
そして、建築家にはならなかったけど、
今まで歩んできたIT技術者としての経験を活かして
早期退職後は、建築家と一緒に、
コルシカ島にある別荘地を対象に
ITセキュリティのサービスを提供していきたいのだと。
今は、自分が世界中のどこにいても、
自分の家のインターホンがなると、
応対することもできるのだそう。
家の雨戸も全部、全自動で開閉ができたり。
こんなIT技術は、お年寄りの家にあると
とても助かりますよね。
「今は、時間さえあれば、建築の本を読んでいるし、
趣味みたいなもの。」
「10年したら、興味はなくなってるかもしれないけど、
今 すごく楽しいから。」
彼は、「楽しい」が大事だと言います。
先のことはわからない。
だけど、自分の今までのキャリアをひっくり返すくらい
楽しいものを見つけた。
そして、いとも簡単に、「楽しい」を羅針盤に
新しい世界へ飛び込んでいく。
そうやって、これまでのサクセスストーリーを紡いできた彼。
もし、あなたが
「自分のやりたいことって何だろう?」とか
「自分の強みは何だろう?」って思ったなら、
もしくは、
「それって、本当にやりたいことなの?」とか
「自分の今までやってきたことは、間違いだった!」って感じたなら、
あなたの「楽しい!」の羅針盤を片手に
新しい世界を見る旅に出かけてみませんか?
あなたの「楽しい!」が
誰よりも、あなたの行き先を知っているかもしれません。