枝から枝へ

 

庭のジャカランダの木。

 

すくすく伸びて、電線にまで届くようになっていた。

 

剪定しないといけないということで

弟が背の高い梯子に乗って、

電線に伸びる枝をのこぎりで切り始めた。

 

電線に到達していたジャカランダの枝が

バサリバサリと剪定され、空いた枝のすき間から

太陽の光がまぶしく照りつける。

 

やわらかくしなやかなジャカランダの枝。

 

電線からはなれている枝も、

剪定しておく必要があるのだけど、

やわらかい枝に上るのは、心許ない。

 

特に体重の気になる弟。

 

それでも枝によじ登ろうとしていると、

 

近所のおじさんが、のこぎり片手に

 

「あれ切るんか?」

 

って来てくれた。

 

昔、大工仕事をしていたことのあるそのおじさんは

ヒョイヒョイと枝に登ると、見る間に高いところにある

あちこちの枝を剪定してくれた。

 

電線に当たりそうな気になる枝も

スッキリと剪定された。

 

おじさん、声をかけてくれてありがとう☆

 

おかげで、台風が近づく前に準備もできました。