10個の感謝リスト

 

彼女とは、

昨年の本部での研修で出会った。

 

その時、彼女はインターンをしていて

私たちの研修の受付を手伝っていた。

 

2日目のレセプションの時に、

日本語で話しかけてきたのが彼女だった。

 

中国人の彼女は、ある日本のアーティストが大好きで

日本語を勉強していて、

コンサートのために日本に時々来るのだと言う。

 

ジャニーズとかかな?

 

そう思いながら、

 

どのアーティストが好きなの?

 

と聞くと、

 

”Miyuki Nakajima” と。

 

ミユキ ナカジマ

 

中島みゆき!?

 

し、渋すぎるインターン生!

 

でも、その時から

私は彼女に強い関心を持ち始めたのだと思う。

 

その後、研修中に何度か言葉を交わし、

1月にインターンシップを終えて、

中国に帰ると聞いていたので、

今の状況が中国で先にピークを迎えた

2月に、気になってメールを彼女に送った。

 

返事が返ってきて、元気そうな

彼女の様子にホッとした。

 

そして、先月初め。

 

オフィスに1通のポストカードが届いた。

 

彼女からだった。

 

日本語で書かれたそのポストカードは、

自分の健康を守って下さい、の言葉と共に

彼女が上海で働き始めたことを知らせてくれた。

 

その夜、11月以来、久しぶりに彼女とSkypeで話した。

 

新しい職場はどう?

 

彼女は、少し笑い

 

「楽しもうと努力しています」と言う。

 

努力してるって?

 

「私はすぐに友達ができるタイプではないから」

 

そう言って笑った。

 

一通り、お互いに近況を報告し合って、

Skypeを終えたあと、ふと彼女の言葉が浮かんできた。

 

「私はすぐに友達ができるタイプではないから」

 

今の状況の中で、初めての土地で

初めての就職。

 

そこから時々メールをするようになり、

週末には、雑談をするようになった。

 

週末は何してるの?

 

「家にいて、日本語の勉強したり

仕事で使う新しいプログラミングの勉強をしたり

日記を書いたりしています。」と。

 

日記を書くんだ。

 

日記を書いて、見直すことはある?

 

「時々見直して、月末には、

その月の10個の感謝したいことを

書き出しています」

 

わぁ!ステキな習慣!

 

じゃぁ、毎月、

お互いの感謝したいこと10個

シェアし合いっこしない?

 

「いいですね!」

 

そう言って、

今日がその記念すべき第一回目だった。

 

私は、口頭でシェアし合うのかと思っていたら

 

今朝、彼女から

 

「私の4月の感謝リストです」

 

と送られてきたメッセージに

感動した。

 

いつもは、感謝することを

10個書き出すだけだそうだが、

今回は、私にシェアするからといって

写真もつけて、日本語で10個の感謝を綴っていた。

 

なんて素敵な10個の感謝リストだろう!

 

彼女の使う言葉

 

彼女が何を感じ、

 

どのシーンを切り取ったのか、

 

みずみずしい感性で溢れている。

 

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まるで、宝石箱のようにキラキラ輝いている。

 

私も彼女にならって

 

私の10個の感謝を

 

毎月コラージュして、彼女とシェアすることにした。

 

あなたも一緒に

 

あなただけの10個の感謝Book

 

つくってみませんか^^☆