授業に対する取り組み方が変わるメモ

 

月曜日は、1年に1度の大学での講義の日だった。

 

学生と一緒に、

グループディスカッションとか

できるのを楽しみにしてたけど、

今年は、そういうわけにもいかず、

動画で対応することになった。

 

一般教養科目のクラスなので、

250人以上となり、リアル配信は

サーバーに負荷がかかるということで、

オンデマンドに。

 

そっかぁ。

仕方がないことだけど、

やっぱりさみしいなぁ。

 

毎年、授業に入る前に、

一行目先生のメモと

方眼ノートで、授業を受けてもらうことを伝えている。

 

でも今回は、音声動画のみだから 

メモとノートの説明、

どうしようかなぁ。

 

フツーにテーマに沿った講義だけにしようか。

 

友人に相談してみたが、

 

携帯の動画を見ながら、

メモを取る学生は少ないんじゃないか

 

そんな意見もあって、

直前まで、今回はテーマに沿った

内容だけにしようかと思っていた。

 

でも、ふと、私自身がこの2,3か月

オンライン講座を数々受けてきて

感じていることを思った。

 

それは、オンライン講座は

リアルの時より、より能動的に受講しないと、

記憶に定着しにくい、ということ。

 

そして、1日、3講座も受ければ、

たとえそれが1-1.5時間の講座で

最長4.5時間だとしても、

どういうわけだか、私は

疲労困憊してしまう。

 

きっと人それぞれだと思う。

 

でも、私自身はそう感じていた。

 

だから。

 

晴れて大学生になったのに、

学校にも行けず、友達にも会えず、

ただひたすら動画で授業を受けている。

 

不安もあるだろうし、疲れもあるだろう。

 

やる気も出ないかもしれない。

 

それでも授業を受けなきゃいけないなら

私だったら、苦痛でしかない。

 

そう思ったら、

今こそ、メモとノートの取り方を

伝えるべきなんじゃないかと思った。

 

少しでも、能動的に授業に参加できて、

少しでも、授業に興味が持てるようになって、

それがずっと役立つものであったら。

 

そう願って、今回の授業でも

メモとノートを使って

授業に参加してもらうことにした。

 

昨日、243人分のレポートが届いた。

 

レポートを読みながら、

 

あぁ、やっぱり伝えてよかった

 

そう思った。

 

「今回の講義を受けて、まず変わったなと感じたのは、

授業に対する取り組み方である。

 

これまではオンデマンド授業だから

集中できなかったりして、しっかり取り組めないのは

当然だと思っていた。

 

しかし、冒頭の説明を聞いて

自ら能動的に取り組もうとすれば集中でき、

質がいい授業態度になるのだということを実感した。

 

この講義を通して、授業に対する意識が変わったので、

残りの授業もしっかりと取り組もうと思う」

 

とか

 

「いつも先生の話を聴くときは、レジュメを印刷して

大事だなと思うことはメモをしていました。

それが今まで一番授業に集中できる方法だったからです。

 

でも、今回先生が最初に提示して下さったやりかたで

授業を受けたら、いつもより集中して行うことができました。

 

いつもなら聞くだけだった授業が、一度聴いて立ち止まって考える

ということを行ったので、より理解ができて

自分の身についているなと感じました」

 

とか

 

「今日の授業の冒頭にあったメモの取り方は、

自分自身初めて取り組んだもので、

上手くいくのか不安であった。

 

しかし、実際に行ってみると、

以前の自分のメモの取り方よりも簡潔でわかりやすく、

授業のポイントや重要なところを

以前よりも理解しやすくなっていた。

 

今回のメモの取り方をすることで、

理解をより深められると思うので、

今後、他の科目の授業などでも

活用していけたら良いなと思う」

 

うれしかった。

 

すごくうれしかった。

 

今後の授業が、より楽しく

変化を感じられるものでありますように。

 

一行目先生、

 

やったよ^^✌☆