昔の人の願いと知恵が詰まった行事

 

今日は、ひいおじいちゃんの50回忌の法要。

 

「50回忌ともなれば、もう孫子の代のお祝いです」

 

お坊さんが言った。

 

高野山のふもとにある叔父・叔母の家。

 

真言宗の経文が配られ、

途中から一緒に唱和するのだという。

 

実家の方では、いつもお坊さんが

お経を唱えてくれるのを聴いているだけだが、 

参加型というのは、楽しい。

 

お坊さんがお経を唱えてくれる間、

やさしい訳もついたその経文を読んでいると、

 

「身口意」

 

「宇宙と一体であること」

 

など今、巷に出ている本にある言葉は

経文とつながっていることを知る。

 

お経を唱えてくれた後、

お坊さんが、プロジェクターを取り出し、

襖に映像を映し出して、土地の歴史を教えてくれた。

 

きっとこんな歴史は、

その土地にずっとあるお寺さんだからこそ知るもの。

 

こうして法事の機会に、その土地の人に

伝えていくことは、とても貴重な機会に思えた。

 

気持ちのいい秋晴れの中、

普段なかなか会えない親戚が集まって

近況を話し合ったり、昔話に花を咲かせたりする。

 

定期的に、法事という機会をつくって、

普段はあまりつながりのない孫子の代が集まって

つながる機会を作った昔の人の願いと知恵に

ただただ、すごいなぁという想いと

感謝の念が湧いてくる。

 

秋晴れの気持ちのいいお天気の中、

ひいおじいちゃんの50回忌の法要は

こうして和やかに行われ、

夜は、父の誕生日のお祝いに

みんなで美味しいケーキを食べましたとさ☆

 

ひいおじいちゃん

 

今日の一日をありがとう☆