光と陰

 

今日は、私の夢を買いました。

 

20年以上前からの夢。

 

いつか、この人の絵を

部屋に置きたい

 

それくらい魅せられました。

 

どの絵もステキで

どれかひとつなんて

決められそうにありませんでした。

 

それが、20年くらい前に

その人の展覧会で

ハッと目を奪われた一枚の絵がありました。

 

邦題は

 

「光と陰」

 

なんてことない

木々が生い茂る城壁の一部の絵。

 

そこに映し出される

光と陰。

 

そのコントラストがものすごくて

光が本当に輝いていた。

 

それは、陰があればこその輝き。

 

でも、当時は

頭ではわかっていても

陰の部分が受け入れにくかった。

 

ものすごく惹きつけられたのに。

 

だから、

いつかこの絵が

心から美しいと思える時が来たら

私の部屋に迎えよう

 

そう思ってから

今日まで20年近くが経ちました。

 

その人の原画展が大阪であることを

1か月前に知った時、

もし展示会にその絵があったら

今がタイミングなのかもしれない

と思いました。

 

なぜって、

内科医の先生と一緒につくっている

いつか必ずやると決めたことは、

陰の部分を受け入れてこそ

できることだから。

 

陰の部分を受け入れて、

必ずやると決めた今がタイミングかもしれない。

 

そう思って行くと、

その絵はありました。

 

思い切って

20年来の夢を買いました。

 

絵が届くのは、半年後の

10月16日。

 

やると決めたことへの想いを

新たにした一日でした。