新しい世界に自然と入れるようになるには?

 

同じ部局の中で、

働きやすい職場環境を作ろうと

4年前から有志で活動しているグループがある。

 

何度かグループのミーティングに

参加したことがあったが

当時は、活動に参加する余裕がなかった。

 

昨年末、久しぶりにミーティングに参加した。

 

ローテーションで、リーダーが変わっていたが、

今回のジーナがまとめているチームは、

フットワークが軽く、活発に議論が交わされ、

なんでもスピードが速かった。

 

そしたら、よかったら活動に参加しないか

というお誘い。

 

どうだろうか。

 

もうすぐ定年退職する同僚がいる。

人員の補充はないから、

彼女の仕事を分担してやることになる。

 

時間的余裕はあるだろうか?

 

時差の関係で、すべてのミーティングに出られるかどうかわからない。

 

これまでの活動内容もあまりよく知らないし、

いきなり議論に参加できるだろうか?

 

すぐさまこんな疑問や不安が出てきた。

 

最初は断ろうと思った。

 

私が貢献できることは、

あまりないように思えたからだ。

 

だけど、なんだか気になった。

 

私がすぐに貢献できることはある?

 

そんなことを考えながら、

ジーナが、よかったら1対1で

ミーティングを持ちましょうと言ってくれたので

お願いすることにした。

 

ミーティングの中で、

活動には興味はあるのだけど、

もうすぐ定年退職する同僚がいるので

当面、どれくらい参加できるかわからないこと、

 

すべてのミーティングに出られないかもしれないこと

これまでの経緯をあまり知らないので

すぐには議論に参加できないかもしれないこと

 

など、私の持っていた疑問や不安を全部伝えたうえで、

 

私がすぐにチームに貢献できる方法は、

議事録をとることだと思うのだけど、それでもいいか

を聞いてみた。

 

ジーナは

 

"Great! I like your idea!"

 

と言って、さらに

 

「私も、定年退職した同僚の引継ぎをしたことがあるからわかるけど、

しばらくは大変だし、落ち着かないと思うわ。

何か私たちのオフィスで手伝えることがあったら言ってね」

 

と、思ってもみなかったオファーをもらった。

 

そのとき、

 

「あ、このグループに参加したい」

 

そう思った。

 

心配事や不安を全部伝えて、

自分が心地よく貢献できることから始める。

 

最初は断ろうと思っていたくらい

もやもやざわざわが大半を占めていたのに、

 

その自分の感じているもやもやざわざわや、

思っていること全部伝えて、

それでも相手がYesと言ってくれたら

自分が心地いい状態で参加できる。

 

いつの間にか「参加したい」に変わっていた。

 

感じていることを全部伝えて

自分が心地よくできることから始める。

 

すると

新しい世界にも、いつの間にか

自然と入っていける気がする。