今年の学生レポートから見えた大きな変化

 

学生のレポート全部に目を通して、

ひとつ気づいた大きな変化がある。

 

9年間やってきて、今年初めてのこと。

 

毎年、

 

今の廃棄物問題のためにできることは何か?

 

ってことに対して、みんなレポートにいろいろ書いてくれている。

 

エコバッグを使うようにするとか、

 

水筒を持ち歩くようにするとか、

 

自分の出すゴミがどんなものが多いのかを

考えた上で、書いてくれていたり、

 

もっとゴミの分別を意識してきちんとするとか、

 

どういうボランティアをしたいとか、

 

個人レベルのできることから、

 

企業レベルや、自治体レベルで

どういうことをやっていったらいいと思うとか

 

いろいろ書いてくれている。

 

毎年、自分の感じたことを

いろんなアイデア

自分の言葉で書いてくれていて、

感動する。

 

その中で、今年

少なくない数の学生が書いていたこと。

 

それは、

 

廃棄物問題について、自らが発信するということ。

 

 

毎年、廃棄物問題について、

 

途上国の現状や、日本の自治体のユニークな取り組み

 

を知って、興味を持った学生が、

 

まず「知る」ことがいかに大事だと思ったか

 

ってことを書いてくれている。

 

「国際的な内容に、関心が自分はないと思っていたが、

ないのではなく、ただ『知らない』だけであったと気づいた」 

 

って書いている学生もいた。

 

「知る」ことがいかに大事かに気づいた学生が

 

自分にできることとして、考えてくれたこと。

 

それが、

 

廃棄物問題について、自ら発信するということ。

 

確か、昨年も2,3人いたような気がする。

 

でも、今年は、その数が結構増えていた。

 

オンラインでやり取りをすることが多くなり、

発信することに慣れてきた学生が

増えているのかもしれない。

 

昨年からの全ての人にとって、

 

今までと違う状況を強いられている中で、

 

学生が、自ら社会に発信していこうという気持ちが

 

なんだかとても頼もしく、

 

うれしくなりました。