私たちって超スゴイ☆

 

同じゼミの後輩のていちゃんからメール。

 

「日本語、見てもらえませんか?」

 

ていちゃんは、中国からの留学生で、

奨学金の申請書とか、

企業宛の書類とか、

時々、日本語チェックの依頼が来てた。

 

ていちゃんは、めちゃめちゃスゴイ人で、

私は、ていちゃんに論文を読んでもらって、

アドバイスをいっぱいもらってた。

 

先週は、とある大学の臨時講師の応募書類の

日本語チェックだったので、今週もそうだと思っていたら、

なんと、投稿論文の日本語チェックの依頼だった。

 

しかも今日が、提出の締め切りだと言う。

 

15枚ほどの論文だったので、

大丈夫だろうと思っていたら、

これがまためちゃめちゃ歯ごたえがあった。

 

そもそも彼女の研究テーマについての知識があまりない。

 

彼女の日本語は、めちゃわかりやすいし、

書くのもものすごいレベルだ。

 

それでも、多々意味が理解できない箇所に遭遇し、

日本語チェックどころではなくなった。

 

電話をかけて、言わんとする内容を聞いて

それに合う日本語にしていった。

 

そんな作業をする中で、気づいたこと。

 

普段私たちは、何気なく使っているけど、

文と文をつなぐ接続詞って、めちゃめちゃ大事だってこと。

 

今回、ほとんど知識のない分野の文章を読んでいると、

接続詞がないことで、前後の文章のつながりが推測できなかった。

 

接続詞ってスゴイ!

 

それから、彼女は通常、英語で論文を書いているのだけど、

日本語になると、主語が抜けていることが多かった。

 

日本人は、主語を省略しがち、とはよく言われることだけど、

日本人じゃなくても、主語が抜けてしまうのは、

日本語の構造上、主語の明確な位置づけが

ないからなんじゃないか。

 

なくても、だいたい想像つくし。

 

それに、主語の後に来る「は」と「が」の助詞の区別。

 

文章の流れで、私は「は」と「が」の区別をしているけど、

どういうときに、主語の後に「は」がきて、

どういうときに「が」がくるのか、

私は説明できない。

 

それから、読点。

 

これなんて、決まりがあんのか?

 

私が読点をつけるときも、だいたいでつけてるし、

どういうときに「、」をつけるとか

今まで聞いたことない。

 

そう考えると、文型とかなくて、

こんなにゆるくて複雑な日本語を

自由に操れる私たちって

めちゃめちゃすごいんじゃないか!

って思えてきた。

 

日本語を自由に書いたり、言ったり

できる私たちって、超スゴイ!!!

 

なんてことに、ひとり感動していた。

 

ていちゃんの論文も、期限通りに出せて、

 

「これで一息つけます~💕」

 

って。

 

ほんと、ゆっくり休んでね~☆

 

おめでとう~^^💕