歳をとるということ

 

今日は、98歳の叔母と電話で話した。

 

目がよく見えなくて、

新聞が読めなくなってきたのだという。

 

あまり食べられなくなってきて、

食べる量も減っているのだという。

 

今でも寒くて、こたつを入れているのだという。

 

歳をとっていくと

だんだん身体の能力が衰えていって

できないことが増えていく。

 

今までできてたことが

できなくなっていく。

 

目が見えなくなる

食べたいものが食べれない

行きたいところに行けない

思うように体が動かせない

 

今の私にとっては、

そんな毎日は、到底考えられない。

 

でも、歳をとると

それが全ての人に同じように起きる。

 

なぜ、神様は

そんなつらい思いを

人生の終盤に私たちに与えるのだろう。

 

そう思ったとき、はっとした。

 

自分でできることが少なくなっていく

 

できないことが増えていく

 

それは、

 

その人のもとにたくさんの人が集まるように

 

その人を支え、その人を気遣い

 

その人を想う人が集まるように

 

人生の終盤に、多くのあたたかい人たちに

 

囲まれて暮らせるように

 

神様がそうしているのだとしたら。

 

私はできているだろうか。

 

涙が止まらなかった。