変わらずに好きなもの

老朽化した実家の倉庫を替えることになり、今日は、両親が倉庫の整理を始めたと

電話がありました。

整理をしていると、私と弟の小学校の時の200字帳を見つけたと言って、笑いながら

いくつかの作文を読んでくれました。

その中で、あれ!?と思ったのが「音楽」という作文です。

気恥ずかしいですが、少し書かせて下さい。

 

「音楽」

今日、お母さんに怒られた。

私は少しムッとして聞いていた。

説教が終わったので、ピアノを弾きに行った。

そのときお母さんが、私の名前を呼んだ。

私は「はい」ととても低い声で言った。そしたらまた怒られた。

私はまたまたムスっとした。

ピアノを弾いていたらとてもいい気分になった。

ムスっとしていたのが次第に良くなっていた。

私の心を柔らかくしてくれるのが音楽だ。

 

すっかり忘れていましたが、どうやら私は、母にしかられては、ピアノに癒しを求めていた

幼少時代を過ごしていたようです(笑)。

 

先日、師から「音楽をしていましたか?」と尋ねられた時に、初めて、これまでの音楽と

自分との関係を振り返り、音楽が常に自分のそばにあったこと、いかに音楽が自分にとって

大事だったかに気づきました。

そこへ今回の200字帳の出現です。

小学生の頃から、私のムスっ(笑)とした心を音楽が癒してくれていたことを知り、

いかに自分が音楽が好きなのかに、初めて、気づきました。

 

自分の好きなもののことくらい自分でわかっていそうなものですが、いつの間にか

見失っていたりするのですね。

 

もし、あなたが、私の好きなものって何だろう?とわからずにいるなら、

もし、あなたが、私のしたいことって何だろう?と探しているなら、

もし、あなたが、私の取柄って何だろう?と迷っているなら、

この年末の時期、倉庫を片づけて、小学校の頃の作文帳やアルバムを探してみませんか?

 

その時とても好きだったことに、今も変わらずワクワクする自分の気持ちを発見し、

あなたの2017年をあなたの好きなことがますます輝かせてくれるようになるでしょう。