毎日モノを捨てる
「毎朝モノを3つ捨てる」プロジェクトを立ち上げておよそ3か月。
最初の1週間は順調よく捨てていました。
ところが1週間を過ぎた頃から、「捨てるものがない!」と思い始めたのです。
3個x7日=21個。21個以外はすべて絶対必要なもの、であるはずがありません。
にもかかわらず、「捨てるものがない!」と感じたのです。
我ながら、捨てられないという意思の強さに驚きました。
そうして1週間以降、毎朝捨てるもの3つを探すのに、だんだん時間がかかるようになってきました。
捨てる対象は、家に長く居たもの。
いざとなれば、その辺にあるしばらく使っていないものを捨てればいいと思っていたのですが、
それがなかなかできず、思っていた以上に朝の時間を取るので、前日の夜に
捨てるもの3つを探して用意しておくようになりました。
毎日あらゆる戸棚や引き出しを開けては、何か捨てるものはないか探す日々が続きました。
昨日もその前の日も、捨てるものがないと判断した扉をまた開けて、やっぱりなかったと、
まるで確認作業をしているようなときもありました。
それでも捨てることを止めなかったのは、量にすると少しですが、そうこうしながら
毎回捨てた後には、いつも小さな達成感があったからです。
それがしばらくすると、捨てることが楽しくなってきました。
毎日捨てることによって、「捨てる」ことにだんだん抵抗がなくなってきた感じです。
一度捨てられないと思ったモノでも、何度も見ているうちに捨てられるようになってきました。必ず3つ捨てると決めているので、自ずと捨てる優先順位をつけるようになってきたのだと思います。
また、捨てられるものを探すときにその場所を整理するので、自然と片付くようになりました。
そして、毎日戸棚や引き出しを開けては捨てられるものを整理しながら探すので、
どこに何があるのかが把握でき、ちゃんと管理できているという感覚が生まれてきました。
プロジェクトを立ち上げた時には、想像できなかった効用です。
年末の大掃除の時期まであと1か月半ほど。
今から毎日3つずつ捨てることで、大掃除をせずにスッキリとした2017年を
迎えてみるのはいかがでしょうか。