できないからこそ
来月のクリスマスライブに向けて、今日はまた歌のレッスン。
ところが、レッスン前に練習した時には問題はなかったのに、教室で発声練習を始めると
喉に何かが詰まったような感じで、ガラガラ声しか出てきません。
これまでも何度か同じようなことがあったのですが、いつもそれは不意に起こり、
原因に心当たりはありません。しかも一度なってしまうと、だいたいその日の声はそのままです。
声がちゃんと出ないなら、と、両足の親指の付け根に力を入れて踏ん張ったり、
意識をお腹の下へ引っ張ってみたり、声を奥歯に当てるように歌ってみたり、
普段 先生から言われることを総動員して、綺麗な声を出そうと試行錯誤の連続です。
それでも、声はガラガラのまま。喉の調子なんて、個人的なことだし、
先生も聞かれても困るよね。。。と思ったのですが、思い切って聞いてみました。
すると、先生が「喉に何かが詰まったようになってガラガラ声になるときは、口が開いていない証拠
って言われるの。一度 口を思いっきり大きく開いて声を出すと取れるよ」と。
え!? 解決策あるの? しかも原因はそんなシンプルなことで、解決策はそんなに簡単なこと!?
そう思いながら、思いっきり口を大きく開いて歌ってみました。
すると、さっきまで喉に詰まっていたような感覚が取れ、ガラガラ声が消えて、
一本筋の通った澄んだ声が出るようになったのです。
喉に何かが詰まった感じがして声が出ないから、無意識のうちに喉をかばって、
口を開けるのが小さくなっていたのでしょう。
できないから他でカバーしようとするのではなく、できないからこそ その部分を
思いっきり使ってみる。
解決策は、いつも意外とそんなに簡単なことなのかもしれません。
できないからこそ、思いっきりやってみる。
あなたも、できないと思っていること、思いっきりやってみませんか?
意外と簡単にできてしまうかもしれません。