カリスマ美容師と呼ばれるワケ~安心感~
東京を訪れる機会が増え、一度カリスマ美容師と呼ばれる人にカットしてもらいたいと思い、
予約を入れました。
私がお願いした方は、線が細く、中性的で、とても柔らかな物腰の人。
初めは、いろいろな質問から始まります。
「ここが扱いにくいっていうところありますか?」の質問に、私が答えると
「ここをこうするとそうなりにくいと思うので、~してもいいですか?」と。
気づいたのは、私のどの答えに対しても、「・・・だと思うので、~してもいいですか?」
の形で返ってくること。
カリスマと呼ばれる人。こうした方がいいですよ、とか、じゃあこうしますね、というのが
普通のように思っていたのが、アドバイスをしながらも、必ず「~してもいいですか?」と
相手の了解を取っているのです。
質問して相手のことを知ったうえで、決して押しつけでないアドバイスをし、
そして行動する前には必ず了解を得てから行う。
カリスマと呼ばれている人とは知っていても、初対面では、どんな風にカットしてくれるんだろうと
多少の心配もあるでしょう。
それを一つ一つ話し合いながら、相手の了解を得てから進めていく。
するとお客さんも安心して任せられるようになる。
一番最初にできる、いえ、最初にすべき、相手に「安心してもらう」こと。
あなたも、初めてのお客さんに「安心してもらう」ために、
「・・・だと思うので、~してもいいですか?」と、まずは一つ一つ相手の了解を取りながら、
話を進めていってみてはいかがでしょうか。
きっと、お客さんはあなたにお願いしたい、そう思ってくれるかもしれません。