江戸の知恵で2017年の準備を

今日は、これからの季節にぴったりのやさしい味わいで、しかも元気の出る飲みもの

「甘酒」をご紹介したいと思います。

 

甘酒には2種類あって、酒粕を使ったものと、米麹を使ったものがあります。

馴染みがあるのは、お正月の神社や、お茶屋さんでふるまわれる酒粕を使った甘酒の方

でしょうか。

私の実家でも、冬になるといつも祖母が甘くて生姜たっぷりの酒粕の甘酒を作ってくれ

ていました。隠し味にお酒を入れて(笑)。

 

今日、ご紹介するのは、米麹を使った甘酒です。

酒粕を使った甘酒は、お正月や桃の節句で振る舞われるため、冬のイメージがありますが、

米麹を使った甘酒は、夏バテを防ぐ飲み物として、俳句では夏の季語になっています。

 

もし、あなたが、最近忙しくて疲れるなと感じているなら、

もし、あなたが、最近忘年会続きで飲み過ぎてるなと感じているなら、

もし、あなたが、最近お肌が乾燥するわと感じているなら、

 

米麹の甘酒を一日1杯飲んでみて下さい。

 

なぜか?

 

米麹の甘酒には、たくさんの効能と江戸時代の知恵がいっぱい詰まっているからです。

 

甘酒は飲む点滴と言われるほど、100種類以上の酵素が含まれており、江戸時代には

夏の栄養ドリンクとして親しまれ、力仕事をする大工さんなどは、朝飲んでから仕事に

出かけたそうです。

また、悪酔いを防止するために、酒席の前に甘酒を飲むのは「武士の作法」だったとのこと。

それに、日本人が発見した麹に含まれているコウジ酸は、抗酸化作用に優れ、肌の水分を保ち、

花粉症や皮膚炎にも効果があると言われています。

その他にも、集中力向上、アンチエイジング、髪フサフサ、など様々な効果があるようです。

 

お酒を飲む機会も増える忙しい師走のこの時期、江戸時代の知恵がたくさん詰まった甘酒で、

お酒も疲れも翌日に残さず、元気に2017年への準備を 進めていきませんか。