このままの私で大丈夫

 

今日は、1か月ぶりの友人とのランチ会。

 

お昼ご飯ある?

 

って聞くと、

 

「今日は、ちょっと緊張してるから

飲み物だけで」

 

って言う。

 

どうしたの?

 

「今日は、これから面接があって

ちょっと緊張してるから。。」

 

15時から都内で面接を受けるのだと言う。

 

今日のランチ会よかったの?

 

「うん、もう面接の用意はしてあるから」

 

そう言って、ランチ会が始まった。

 

彼女のユニットが閉鎖になって、

他の部署への慰留を打診されたけど、

彼女のスキルがもったいないと

 

マネージャーが、前職でよかった会社を

彼女の望む条件で紹介してくれたのだという。

 

普段は、ピリッとしている彼女が

めずらしく緊張して、そわそわしている。

 

この1か月、何があったのか、

どんなうれしい感覚を思い出したのか、

今度の会社で、どんなことをやりたいと思っているのか、

その先にはどんなことをやりたいのか、

 

そんなことを話してくれた。

 

何かを深く突き詰めて研究するのが好き

 

という彼女。

 

一旦おもしろい!と思うと

どんどん突き詰めてやってっちゃう彼女。

 

その成果がみんなの役に立って、

急に抜擢されることが、

今までも少なくないと言う。

 

「友達は、私のことを運がいいと言うけれど、

私は、そのためにいつも準備しているから」

 

本当にそうだと思う。

 

その仕事が好きなのもすごく伝わってくる。

 

あ、そろそろ行かないといけない時間だね。

 

すると彼女は、

自分で自分を抱きしめて

 

「このままの私で大丈夫」

 

って、自分に言い聞かせるように言った。

 

そして顔を上げて、

 

「いいカッコしないで

 このままの私でやります☆」

 

そう言った彼女の顔は晴れやかだった。

 

「聴いてもらってよかった~♬」

 

そう言って、彼女は元気よく面接に向かった☆