97歳の叔母は、92歳の叔父が
毎日暗くなってから、門を閉めに行くのが
ずっと気がかりだった。
足元も暗いし、もしも転んだら、
そう思って、毎日夕方、暗くなる前に
叔父に門を閉めに行くように促す。
でも、叔父は
まだ明るいから
と言って、日が沈むのを待って
閉めに行くのを繰り返していた。
でも、今日。
夕方、薄暗いうちに門を閉めに行く叔父。
あれ?今日は閉めに行くの早くない?
そう言うと、叔母は
「そうよ。この間の節分過ぎてから
『鬼は外、福は内って言うやろ。
暗くなったら、門の外には
鬼がいっぱいおるで』
って言ったら、早く閉めに行ってくれるようになったんよ」
って笑う。
さすが、とんち好きの叔母☆
それを聞いて、
早く閉めに行く叔父も
可愛いらしい^^☆