「なぜ?」と聴くこと

 

アフリカのあるプロジェクトの進捗が遅れている。

 

担当官が、問題解決のために相談に来ました。

 

ちょっと焦りを見せている彼女の提案は、

プロジェクトパートナーとの契約上、できないこと。

 

こちらから、別の提案を出すも

なんとか進めたいと思っている彼女の語気は強い。

 

なぜ、この方法でやりたいのかを聞いてみた。

 

すると

「こっちの方が簡単だと思ったから」と。

 

なんだ、私の仕事のことを考えてくれてたんだ。

 

だから、

「私の仕事のことを考えてくれてありがとう。

でも、契約上、その方法はできないんだよ」ともう一度伝えた。

 

すると、今度は、彼女の顔に笑顔が。

 

さっきまでの、自分の提案を押し通そうとしていた彼女とは違い

積極的に私の提案について聴いてくれる。

 

そして、最終的には、私の提案でいくことに同意してくれた。

 

「なぜ?」と聴くこと、大事です。

 

 

 

 

授かったいのち

 

「へその緒が、一重に巻いているだけでも

助かるかどうかなのに、2重に巻いてるって

絶望的だったのよ。

そうして授かった命なのだから。」

 

私が生まれたとき、へその緒が首に巻いていて

大変なお産だったことは、聞いていた。

 

産声をあげたとき、父は泣いていたと。

 

今朝、母から、へその緒が2重に巻いていて

私のいのちは絶望的だったことを知った。

 

そうして授かった私の命。

 

どう生きていくのか、生かしていくのか。

 

今一度、考えてみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

うぐいすに鳴き方を教える

 

「口笛吹いて、教えちゃげてんの」

 

先週末、94歳の叔母の家に泊まりました。

 

朝ごはんを食べていると、

台所の前の前栽から続く裏山から

うぐいすの軽やかな声が聞こえてきました。

 

うぐいすの声って、人の気持ちをのどかにしてくれますね。

 

しばらく静かに聞き入っていると

今度は、なにかのどに詰まらせたような

ホーホケキョ、とは鳴けない声が。

 

すると、叔母が

「毎年、鳴き方の下手なうぐいすが、ここに来んの。

だから、口笛吹いて、鳴き方教えちゃげてんの」と。

 

叔母のいつまでも瑞々しい感性。

 

見習いたいと思います。

 

 

 

 

かしこい雨

 

 

「ゆうべの雨は、かしこい雨だ。

 

夜降って、朝やんだ。

 

ゆうべの雨は、かしこい雨だ。」

 

 

94歳の叔母が、当時、小学校の校長先生だったお父さんが

 

全国の作文発表会で、印象に残った作文として

 

よく言っていたと教えてくれた。

 

 

「かしこい」って「賢い」って書きます。

 

 

「かしこい雨」

 

 

遠足か何かがあって、でも天気予報では、明日は雨。

 

楽しみにしてたのに、

 

「あ~あ、行けないんだろうなぁ」

 

って、てるてる坊主を軒下に吊るして

 

眠りにつく。

 

ところが、朝起きてみると、

 

雨がやんでる!

 

やったー!みんなと遠足に行ける!

 

そんなときに、出てきた言葉。

 

「かしこい雨だ」

 

きっと、雨を褒めてあげたかったんだろうな。

 

叔母や叔父とそんな想像をして、

 

その作文を味わいました。

 

 

 

 

「すべて『ある』」=「〇〇〇〇〇」

 

1か月半前、「持っている」のは、特別な人だけ?

というブログを書きました。

 

 

「持っている」のは、特別な人だけ? - Hikokigumo’s blog

 

 

その時は、

「持っている」って

 何か大きな成功をしないと得られないものではなくて、

 そして、誰かから与えられるものでもなくて、

 自分で、 「持っている」って

 思うことが、大事なんじゃないかと

 書きました。

 

でも、どうしたら 「持っている」と思えるのか、

その時は、まだわかりませんでした。

 

だから実験してみますね、って書いていました。

 

 

「持っている」って「ある」と同じことだと思うんですね。

 

「ある」って言葉でいうと、

よく、「自分には、すでに全部『ある』って思うことが大事」

って言われますね。

 

そう思うことが大事っていうこともわかるし、

なぜ、それが大事なのかもわかるんです。

 

でも、「自分には、すでに全部『ある』」って思うことができない。

 

 

だって、私は、

 

できないことだらけだし、

 

先延ばしにするくせがあるし、

 

3日坊主だし、

 

人見知りは激しいし、、、

 

 

なんて、挙げればきりがないほど、

 

「自分には『ない』」の言葉が出てくるから。

 

 

そんなことはないですか?

 

 

私は、そうでした。

 

 

でもね、前回のブログを書いてから1か月半経って。

 

「ある」とは、どういうことなのかを考えてみたとき

ひとつの図式が浮かんできたんです。

 

それは、

 

 

「ある」=「ありがとう」

 

 

 

なぜか?

 

 

もし、私にすべて『ある』んだって思ったとき

 

そこには、

 

「ありがとう」

 

しかなかったから。

 

 

 

私の中にあってくれて、「ありがとう」

 

私のところへ来てくれて、「ありがとう」

 

私を愛してくれて、「ありがとう」

 

私を想ってくれて、「ありがとう」

 

私とつながってくれて、「ありがとう」

 

 

ただ、ただ

 

「ありがとう」

 

しかなかった。

 

 

 

だから。

 

 

 

私にとっては、

 

 

「ある」=「ありがとう」

 

 

 

それは、

 

「ある」って思ったら、

 

「ありがとう」しかなかったから。

 

 

では、どうしたら

「私には、すべて『ある』」って思えるのか?

 

 

その答えは、

 

もしかすると

 

「ある」=「ありがとう」

 

の図式が示す通り、

 

「ありがとう」っていっぱい思うこと。

 

 

今、そんな気がしています。

 

 

 

 

 

リズム=波動=〇

 

先日、新しく始めた学びは、

リズムが大事だと感じている。

 

新しい学びでは、声に出すことで

そのリズムをとる。

 

そのときに、師が言った言葉そのままは、

思い出せないけど、

 

リズム=波動=声

 

の図式だった。

 

私は、ちゃんと私の大切な1日のリズムを

持ってることに気づきました。

 

私の大切な1日のリズム。

 

それは、

 

一日が、心身ともに元気よく始まる波動。

 

一日を終えて、心身ともにリラックスしていくための波動。

 

それは、

 

私にとって、エネルギーと安らぎ。

 

 

今日も、ありがとう。