「当たり前」の価値を考える
断言します。
タバコは百害あって一利なしです。
今週一週間、出張で日本に来た上司が取り出した見たことのないタバコのパッケージに
目を奪われました。
手術で取り出された真っ黒な肺の写真を、正面中央に大きく載せ、
「喫煙が、肺がんの9割を引き起こしている」こと、そして禁煙のための相談窓口の情報を
パッケージの全面に載せています。
そして、今年から全てのたばこのパッケージは、灰色にするように決められたそうです。
日本のたばこのようにカラフルなパッケージだと、人目を惹くからと。
実際、上司も、このパッケージでタバコを吸おうという気分が半減すると言っていました。
父も長年の喫煙が原因で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)に悩まされています。
毎日当たり前のように一日何千、何万回と繰り返している呼吸を当たり前にできない。
毎日当たり前にできていたことができなくなって、初めてその当たり前がどれだけ
素晴らしいことだったのか、その大切さ、価値を知ります。
もし、あなたが、「この習慣良くないとはわかってるけど、やめられないんだよなぁ」
と思っているなら、
もし、あなたが、「止めたいのに止められない。意思が弱いなぁ」と思っているなら、
もし、あなたが、「止めたいんだけど、どうしたら止められるんだろう?」と思っているなら、
あなたの「当たり前」を思い出してみて下さい。
あなたの「当たり前」と引き換えても、あなたはその習慣を続けようと思うかどうか。
あなたの「当たり前」が「当たり前」でなくなる前に、あなたの「当たり前」の価値を
一度考えてみませんか?