自分のダメな部分を「認める」とは?

先日、一つの言葉に出会いました。

 

「自分のダメなところを認める」

 

実は、これまでも何度も出会ってきた言葉。

 

この言葉に出会う度に、自分のダメなところを書き出しては、

認めたつもりになっていました。

 

でも、先日 出会った時に、「あれ?なんか深いところで認めてないかも」

という意識が湧き起こってきました。

 

では、「認める」って具体的にどうするのでしょう?

 

よく言われるのは、ダメな自分を「受け入れる」、ですね。

 

でも、自分では受け入れたつもりになっているのに、

他にどんな受け入れ方があるのでしょう?

 

「認める」の意味を調べてみると

 

1.目に留める。「ある」ことが確かだと見てとる

2.見て判断する

3.間違いないと判断する

4.差し支えないとして、許可する

5.見どころがあるものとして、目に留める

 

改めて、「認める」にこんなにたくさんの意味の違いがあることを

意識していませんでした。

 

そして、人についての「認める」の使われ方を見ていくと、

「相手を認める」「自分を認める」「人に認められる」など、いろいろあります。

 

ところが、この「認める」の使われ方には、

ポジティブな面とネガティブな面の2種類があるようなのです。

 

相手を認める・・・1)相手の「素晴らしい」部分を認める

      ・・・2)相手の「苦手な」部分を認める

 

自分を認める・・・1)自分の「素晴らしい」部分を認める

      ・・・2)自分の「ダメな」部分を認める

 

というように。

 

自分のネガティブな部分を「人に認められる」という使い方は、あまりしないかと

思うので、「人に認められる」の場合は、ポジティブな側面だけですね。

 

自分の「素晴らしい」部分も「ダメな」部分も、いずれは、見どころがあるものとして、

目に留めたいですが、ダメな部分を、すぐに見どころがあるものとしてとらえることは、

難しいですよね。

 

「私の先延ばしにするところ、将来 有望だよなぁ」

「私のすぐ行動できないとこ、見どころあるよねー」

 

なんて。

 

だから、その前にワンクッション置いてあげましょう。

 

「私の先延ばしにするところ、私に存在してもいいよ」

「私のすぐ行動できないとこ、私にいても構わないよ」

 

と許可してあげるのです。

 

すると、あなたのダメな部分がすっとあなたの中に入ってきます。

そうして、あなたに存在することが許されたダメな部分は、

今度はどうやってあなたの役に立とうか考え始めます。

 

そう、そしていつの間にか、見どころがあるものとして

とらえられるようになってきます。

 

あなたのダメな部分を味方につけるレシピ、

この時期に一度トライしてみてはいかがでしょうか。