ケンカというプロセス

 

昨夜、上司とケンカした。

 

過去4年間のプロジェクト評価について、

評価委員が最終レポートを出す前に、

追加の質問と書類提出のリクエストが来ていた。

 

質問に対する回答案と追加書類を作って

上司に送った。

 

二度修正が入って、再度上司に提出。

 

で、最終どのように書類を修正したのかを説明して、

質問に対する回答案を提示した時、それは始まった。

 

「ちょっと待て。

この数字はどこから来たんだ?」

 

って上司が聞く。

 

説明すると、

 

「それは違う。この数字は全部間違っている」

 

って言う。

 

え~!!ちょっと待ってよ~!!!

 

この数字は、もう先に評価委員に提出しているのに

それまで違うって言ったら、今まで提出してきた

数字全部が間違ってることになる。

 

私は、どうやってその数字を出してきたのか説明した。

 

でも上司は、

 

「いや、違う。

その方法ではなくて、こっちの方法論でないとだめだ」

 

と言う。

 

一年間のプロジェクト評価のプロセスが

一からひっくり返るなんて、考えられなかった。

 

私も、私の方法論で出した数字で、

説明できることを何度も説明した。

 

でも上司は、「この数字は違う」の一点張りで

頑として聞いてくれなかった。

 

上司のイライラが募ってくるのがわかる。

 

うそでしょ~!!

プロジェクト評価の最終段階で

一からやり直しなんて。

 

納得できなかった。

 

それにこの数字は、前に評価委員に出すときに、説明資料もつけて上司に送って

説明もして、納得してくれたから、提出してくれたんじゃなかったの~!

 

 「ちゃんと見なかったのは、私が悪かった。

これから、私が一つ一つの数字をちゃんと

見ないといけないんだな」

 

って言う。

 

そんなこと言ってな~い!!!

 

心の中で叫んだ。

 

上司の語気が強くなる。

 

「君とは、この話で長く時間をかけすぎた。

この話は、これ以上しない。

この数字は、間違っている。

方法論はこっちですべきだ。

フルストップ!」

 

うっ、これ以上何も言えない。。

 

「わかりました。。」

 

そう言うと、

上司は、自分の方法論をどうやってやるのか

見せてくれるために、新しいスプレッドシートを開いた。

 

開きながら、

 

「この件で、君は私にたくさんのストレスを与えている」

 

と言った。

 

確かに、この件でこれ以上話すのは、

ますます上司のストレスを増やすように思えた。

 

「わかっています。

私もこれ以上、ストレスをかけたくないので、

方法論はわかりましたので、やり方は私に考えさせてください」

 

と言った。

 

でも、上司はそれには何も言わず、説明を始めた。

 

説明を終えたとき、上司は

 

「1時間後に、途中経過でいいから

書類を送ってくるように」

 

と言った。

 

そのとき、21:47。

 

1時間後。

 

作成途中の書類を送って、

迷ったところを相談した。

 

一時間経って、

上司も私も落ち着いていた。

 

上司は、

 

「評価委員に1本メールを送っておいて。

書類は明日の朝、完成させよう」

 

そう言った。

 

そのとき、

なんとなく、

上司にも私にも清々しさがあった。

 

 

イライラもそのまま出して、

ストレスも言葉にして、

言いたいことをちゃんと言う。

 

そうして一緒に帰着点を見つける。

 

私は、このプロセスが好きだ。

 

上司とは、何度もこのプロセスを経ている。

 

いつも私の言いたいことを

言わせてくれてありがとう。

 

そして、

言いたいことをそのまま

ちゃんと伝えてくれてありがとう。

 

いつも心から感謝しています☆

 

 

今朝、上司は、最終版で

改めて私の方法論を採用し、

評価委員に送ってくれました^^☆