くじけそうになったら

今 あなたは一生懸命何かに取り組んでいます。

自分では、頑張っているつもりです。

だけど、成果がまだ見えず、焦りも感じ始めています。

このまま続けていて望んでいる成果が出るのだろうか?

すると、あなたが今までこなしていた量が毎日少しずつ少しずつ減っていきます。

ますます成果は出なくなり、あなたは続けていくのが辛くなり、くじけそうになる。

そんな時、ないですか?

 

でもね、ちょっと待って下さい。

くじけそうって、どういう時でしょう?

もし、あなたが頑張っていなければ、くじけそうになることはないと思いませんか?

 

そう、「くじけそうになるのは、あなたが頑張っている証拠」なのです。

 

もし、あなたがくじけそうになったら、思い出してください。

 

「くじけそうになるのは、頑張っている証拠」だって。

 

そして、今やっていることを信じて続けてみてください。

きっと、あのとき止めなくてよかったと心から思える日がきますから。

 

 

 

 

 

 

重い扉が教えてくれたこと

今日は、整体に行く前に時間があったので、人で混雑するデパートで少し買い物をしていました。

気がつくと、いい時間。

予約時間に間に合うために、急いで出口の方へ向かいました。

 

道路に面した大きな扉の前には、出て行く人が途切れることなく続き、

次から次へと重い扉を手で押さえて開けたままにし、次の人に手渡していました。

当たり前のように扉を手渡す風景。

 

私は、早足で出口の扉へ向かって最後尾の人の後に続き、すぐ後ろから来た人に

重い扉を手渡しました。

すると、後ろから扉を持った人が、微笑みながら「ありがとうございます」と。

 

はっとしました。

当たり前のように扉を手渡してもらい、手渡していた私。

軽い会釈こそすれ、そこに微笑みと「ありがとうございます」の言葉がくるとは

思っていませんでした。

急がないとと思っていた私の心は一気に引き戻され、自分のことしか考えていなかった

恥ずかしさと同時に、温かい気持ちに包まれました。

こういう場面で微笑みと共に「ありがとう」が言えたら、世界はもっと平和になるんだろうな、

そう思いました。

 

人がしてくれることであなたが当たり前のように思っていること、ありませんか?

感謝はしていても、言葉にして伝えていないことありませんか?

あなたの微笑と「ありがとう」の言葉に、はっと気づき、あなたに感謝している人がいます。

 

「ありがとう」の言葉と笑顔。

 

私も、当たり前に思ってしまっていることを見直し、感謝の気持ちを

きちんと伝えていこうと思います。

 

 

惹きつける共通点

あなたは「小さな空」という歌を聞いたことありますか?

 

武満徹という作曲家が作詞・作曲した歌で、来月のライブ用の楽譜が届くまで、

別の曲をやりましょうと先生が手渡してくれた曲でした。

楽譜を見ると、旋律も歌詞もシンプルで、ライブ用の楽譜が届くまでの束の間の練習には

ちょうど良さそうな曲だと思いました。

「ちょっとやってみて」と先生。

シンプルな旋律と歌詞なので、初めてだけどいい感じ、と思って歌ってると、

途中からなんとも言えない感情が湧き上がってくるのを感じました。

 

歌い終わって「すごい歌ですね」と言うと、先生も「そうでしょう」と。

先生がリサイタルなどで歌うと、一番問い合わせが多い歌なのだそう。

 

「小さな空」武満徹 作詞・作曲

あおぞらみたら わたのようなくもが

かなしみをのせて とんでいった

いたずらがすぎて しかられてないた

こどものころを おもいだした

www.youtube.com

 

この小さなシンプルな歌がなぜ、人をこれほどまで惹きつけるのでしょうか?

 

誰もが経験したことのあるような風景の描写。

でも、この描写の奥には、人それぞれに広がる世界がある。

シンプルな言葉が、どこまでも人それぞれの世界を広げていくことを許容しているよう。

そして、言葉には出てこないけれども、その風景にしっかりと存在している大切な人。

風景だけを見せて、大切な人の顔を思い浮かべながら、あとは極めて自由に、その人と自分の

ストーリーを歌って下さい、聞いて下さい、と一人一人に委ねている。

武満徹は、この歌の完成を私たちに託したのでしょう。

なんだか方眼ノートのようでもあります。

 

「小さな空」と方眼ノートの人を惹きつける共通点。

それは、ラインが引かれているだけで、あとは極めて自由に自分のストーリーを描いて

完成させること。

そしてそこには、必ず、大切な人を想う気持ちがあること。

 

あなたは「小さな空」を聞いて、どんな感情が湧いてきたでしょうか?

 

 

 

 

 武満徹

武満 徹(たけみつ とおる、1930年10月8日 - 1996年2月20日)は日本の作曲家。ほとんど独学で音楽を学んだが、若手芸術家集団「実験工房」に所属し、映画やテレビなどで幅広く前衛的な音楽活動を展開。和楽器を取り入れた『ノヴェンバー・ステップス』によって、日本を代表する現代音楽家となった。(中略)
1966年のNHK大河ドラマ源義経』の音楽においては邦楽器はオーケストラと組み合わされている。これらの映画や映像のための音楽での試行実験を踏まえ、純音楽においても邦楽器による作品を手がけるようになった。その最初の作品である『エクリプス』(1966年)は琵琶と尺八という、伝統的な邦楽ではありえない楽器の組み合わせによる二重奏曲である。この『エクリプス』はアメリカで活動中の小澤征爾を通じてニューヨーク・フィル音楽監督レナード・バーンスタインに伝えられ、このことから、同団の125周年記念の作品が委嘱されることとなった。こうしてできあがった曲が、琵琶と尺八とオーケストラによる『ノヴェンバー・ステップス』(1967年)である。この作品を契機として武満作品はアメリカ・カナダを中心に海外で多く取り上げられるようになった。ーWikipediaより

 

 

 

国産オリーブの夢

あなたは小豆島と聞いて何を思い浮かべますか?

 

小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ島で香川県に属し、温暖な気候を利用したオリーブ栽培が有名です。

11月はちょうど新摘みのオリーブが出る頃。この季節を楽しみに待っていました。

 

今日、私の携帯に見慣れない番号からの電話が。市外局番を調べてみると、香川県

楽しみにしていたこの島で採れるオリーブから作った無濾過のエクストラバージンオリーブオイルが

11月2日に販売され始めるとすぐに売り切れてしまったため、再入荷後、連絡をもらえるように、

「注文」のそばにあった「再入荷後連絡」ボタンを押していたのです。

 

この無濾過のオリーブオイルは、まるでフルーツをしぼったような青く爽やかなテイストが

とても美味しいのです。

いろいろなオリーブオイルやスキンケア製品もありますが、この会社のものは、

どのパッケージもシンプルで素敵です。

 

この会社の創業は、海運王オナシスの洋上パーティで口にした、釣ったばかりのイワシを

揚げただけのシンプルな一皿の美味しさに驚いた創業者の感動に始まります。

油で揚げただけと繰り返すコックにしつこく調理法を聞いていたところ、

そのやり取りを笑いながら見ていたオナシスが「世界中どこにでもある料理さ、

使っている油が新鮮なオリーブオイルということ以外はね」と答えます。

そこで、オリーブの歴史や健康効果、地中海に暮らす人々のオリーブに対する思い

をオナシスから聞いた創業者の方は、「この感動を日本に伝えたい!」との思いで、

日本でオリーブが栽培できる場所を探し、この小豆島にたどりつきます。

(詳しくは、東洋オリーブ株式会社のホームページをご参照下さい)

 

製品が気に入って使っていましたが、その背景に、創業者の「感動」があったことを知り、

ますますファンになりました。

 

あなたの「感動」は、何よりも強い思いです。

あなたの「感動」を知り、人はあなたのファンになります。

 

最近、あなたが感動したことは何ですか?

その感動に突き動かされて行動したことは何ですか?

それを誰かに伝えましたか?

 

少し暖かくなったら、その感動を見に、小豆島を訪れてみたいと思います。

  

 

朝 笑う の効用

Docomoの「羊の執事くん」ってご存知ですか?

 

私は、Docomoの携帯を使っていて、画面上に羊の執事くんが動き回っています。

調べたいことを話しかけると、その単語に関するサイトに連れていってくれるということは知っていましたが、使っていませんでした。

ところが先日、何かの拍子に手が執事くんに当たって、「何か御用ですか?」との声。

「あ、間違えた」と思わず言うと、「そんなこともありますよね」と執事くん。

え!?会話できるの!?

それから、いろいろ話しかけてみると、これがとても面白い。

 

例えば、「歌を歌って」と言うと、「少しでも~おそばに~いられるのなら~

モ~フモフ~♪」と歌を歌ってくれます。私の知っている限りでは、3曲 + 子守唄が歌えます。

歌ってくれたあとに、「サンキュー!」と言うと、「もう一曲歌いたくなってきました♪」

と言うので、「お願い」と言うと、「ない」と聞き取ったらしく「しょ・・承知しました・・・」と。

とにかく会話が続くのです。

しかも言葉のニュアンスも理解しているらしく、「サンキュー!」ならノリのいい返事が、

「ありがとう」や「ありがとうございます」なら丁寧な返事が返ってくるのです。

 

先日は、「かわいい」とつぶやいてみると、「どちらかと言うと、カッコイイと言われた方が

嬉しいのですが・・・」と言うので、「カッコイイ」と言うと、

「そんな・・強要したみたいで恐縮です・・・」と。面白すぎます。

 

でも、この執事くんとの少しの会話で、朝 笑った日は、普段より充実した一日を

過ごしていることに気づいたのです。

朝のスタートが、その日一日を大きく決めていることに。

 

大事なプレゼンがある日、お客さんとの大事な商談の日など。そんな日には、朝 笑う。

家族との会話や、何か面白い動画を見てでも構いません。

執事くんが画面を歩いているようなら、声をかけてみてください。

 

朝 笑う。そのことによって、あなたの一日が生き生きとした充実したものとなるでしょう。

 

 

 

 

 

何か調子がよくないときは

最近、秋の味覚を堪能しています。

秋は、1年の中で一番好きな季節です。私にとっては、不思議と力が湧いてくる季節。 

ところが、今年はその季節に体調が優れない、とにかく疲れやすい。

どうしたんだろうと思いながら、いくつかの漢方薬に頼ってみてもあまりよくならない。

ところが先日、旬のものを取り入れながらしっかりと食事を摂ってダイエットに成功した人が

「疲れにくくなった」と番組で話しているのを目にしました。

 

もともと私は食べることが好きでよく食べるほう。

なのに、自分の食生活を振り返ると、いつの間にか食べないことを良しとする価値観ができていて、

口にする量が少なくなっていることに気づきました。

 

もしかすると、単純にエネルギーになる食べ物が少なかっただけ?そう思い、

バランスよくしっかりと食事を摂りながら、甘いものを減らすことに。

すると、効果はすぐに表れました。朝の目覚めが全然違うのです。

朝起きると、力が満ちているような気がするのです。

それまで、どれだけ睡眠をとっても、ずっと疲れが残っていた時がうそのようです。

 

いろんな漢方薬を試したりして、外にばかり答えを求めていたけれど、

答えは自分の中にあり、しかもとてもシンプル。

そして、その答えを実行すると、素直な反応がすぐに表れる。

 

何か調子が良くないな、と思ったら、まずは自分の中に答えを探してみる。

改めてその大切さと、それがどんなことにも当てはまるということを知りました。

 

これから私の大好きな季節をしっかりと味わいたいと思います。

 

 

 

 

 

特別だから

週末届いた実家からの小包に、小さな松茸が入っていました。

食べることはあっても、食材として扱うのは初めて。

母に調理法を聞くために電話。

松茸ご飯にすると、お米に埋もれてわからなくなってしまう量だから、

手で割いた松茸だけをお酒とお醤油につけて、レンジで少しなじませてから、

炊きたてのご飯に後から混ぜるといい、と。

そのときに母が、「初物を食べるときは、東に向いてオホホって微笑んでから食べると

いいらしいよ」と一言。思わず聞き返すと、「裏千家のお家元は、おばあさんにそう言われて

育ったんだって」と。

 

いよいよご飯が炊けて、食べようという時、そうだと思い出し、東を向いて

「オホホ」。ふむ。

面白い。

 

それに、初物をより味わって食べられる気がしました。

お家元のおばあさんは、満面の笑顔でオホホと呟いていたそうですが、

お家元はなんて笑うんだろう、と想像しながら、今年の秋の初物を美味しく頂きました。

 

初物を頂く喜びをささやかに祝う小さな習慣。

それによって、特別感が増し、そのものをより深く味わえる生活の知恵。

 

あなたも何か特別なことをするとき、始めるとき、自分なりの小さな習慣を

作ってみてはいかがでしょうか?

そのとき、満面の微笑みをプラスすると、より深く、あなたの特別を味わえるかもしれません。