頭で考えないトレーニング

 

今朝の8:00からのトレーニング。

 

昨日の試合からノーダメージの

トレーナーの人がいた。

 

で、昨日の試合のスイッチの余韻が残っているトレーナーの人と

昨日の試合に感化された私がいて、

今日のトレーニングは、自然とハードになった。

 

たたみかけるような「型」の練習。

 

休むヒマなく、トレーナーが言う「型」を

次々に出していく。

 

いつもなら、2つ3つの型をやったら、

トレーナーの人が、次の型を見せてくれる。

 

見てる間は、必然的に休んでるというか

私は動かなくていい。

 

だけど、今日はそれがなくて、

トレーナーの人が次々と言う言葉に反応して

型を出していくから、休んでるヒマがないし、

頭で考えてるヒマもない。

 

こういう頭を使わないトレーニングを

以前、一度だけ経験したことがある。

 

前に習っていた合気道の稽古で、

いつもは、初心者のクラスで

型をしっかりと教えてくれて、

ゆっくりのペースで実践していくクラスに入っていた。

 

ある日、私の組む相手が、

厳しくて有名な師範の先生に当たった時のこと。

 

私は、それまで

型を一生懸命、頭でイメトレして

ときどき、次どっちの足だっけ?

なんて混乱しながら、習いたての技を

やっていた。

 

ところが、その師範は、

スピーディーに

「はい!はい!はい!」と声をかけて

私にそのスピードに合わせて

動くように促す。

 

頭で考えてたら到底追いつかない。

 

もちろん、うろ覚えの技がほとんどで

一旦そのスピードにつまずくと

自分では、どこから元のスピードに戻れるのか

まったくわからない。

 

頭が真っ白になって動きが止まりそうになる私を

師範が引っ張って、次の動きを誘導してくれた。

 

速いスピードの中で、頭が真っ白で、

何も考えられない状態で、

身体だけが誘導されて、その動きに合わせていく。

 

最初は、ただ引っ張られているだけのような動きだったのが、

数回休むヒマなくそれを繰り返していると、身体がその動きを覚えてくる。

 

数回師範に引っ張られるがままに動いていると、

そのあとは自分で、その技をかけられるようになっていた。

 

終わった後は、ぜーぜーハーハーの息切れだったけど、

頭で覚えずに、身体で覚える稽古のおもしろさと

技のハンパない腹落ち感に感動した。

 

今日のトレーニングがまさにそれだった。

 

頭で考えるヒマなく、声に反応して

型を次々にくり出していくトレーニング。

 

おもしろくて、終わった後の

爽快感が今までと全然違う。

 

心地よい疲労感で、

思わずお昼寝してしまった。

 

今日は、早く休もう☆