〇〇の力を信じる

 

今週末は、私にとっての初高座。

 

およそ2か月半の稽古成果を魅せるはずなのだけど、

今月あたまに、録音した自分の落語を聴いて、

棒読み過ぎて衝撃を受けた後、

 

昨日録画した自分の芸を見て、

あまりのでくのぼうさ加減に、さらに衝撃を受けた。。

 

どうしよう。。。

 

そんなところへ、来期のクラス申し込みについて

落語教室の人から、連絡があった。

 

「まだ振込みされてませんよ~」

 

あちゃ~!そうだった~💦

 

そんな電話をつかまえて、

私は、昨日見た自分の動画のでくのぼうさ加減に

衝撃を受けたことをつらつらと話した。

 

「自分では、身振り手振りでやってるつもりなんですけど

もっと大げさにやった方がいいんですよね?」

 

って聞いたら、それまで笑っていたその方が

急に大きな強い口調で言った。

 

「そんなことしなくてもいいです!

 

落語の力を信じて下さい!」

 

ハッとした。

 

そして、ズシンときた。

 

そうだ。

 

落語の力を信じるんだ。

 

「落語はもともとおもしろくできてるんだから

 

素直にそのままやればいいのだ」

 

志ん生師匠が言っていた。

 

身振り手振りなんかで、

表現しようとしなくっていいんだ。

 

そして、

 

「落語の力を信じて下さい」

 

その言葉にシビれた。

 

その言葉を私にくれた落語教室を主宰している方は

きっと、どこまでも落語を愛しているのだと思った。

 

私も、

自分のやっていること、

大切にしていることの力を

もっと信じたらいいんだ。

 

「〇〇の力を信じて下さい」

 

私もそう言える人になりたい。

 

私は、「〇〇」に

 

何を入れるだろう?