どちらが大変か?

 あなたは、大変なこと、難しいこと、厄介なことって、どんな基準であなたが判断しているのか

ご存知ですか?

 

先日、大事なものを落としたかもしれない!大きな冷や汗をかきました。

大事なものとは、カードキー。

もしもなくしていたら、一大事です。

ちょうど時を同じくして、急ぎでかつ複雑な仕事が降ってきていました。

仕事が降ってきたときには、ちょっと大変だなと思っていたのですが、

今はそのことよりも、気持ち的にはカードキーのことが気になって集中力が削がれてしまい、

どうしてこんなときに、という思いが募ります。

 

幸いカードキーは、私のお財布の後ろのポケットから出てくるのですが、ここで、興味深いのは、

急ぎの複雑な仕事が降ってきたときは、大変だと思っていたものが、それよりも心配なことが

出てきたおかげで、急ぎの複雑な仕事はなんてことないと感じているのです。

カードキーが無事見つかった喜びも手伝って、急ぎの複雑な仕事は、スムーズに片付いて

いきました。

 

物事の大変か大変でないかを判断するのは、どちらが大変か、という「比較」によるところが

大きい。

つまり、あなたが今大変だと感じていることは、実はそんなに大変じゃないかもしれないのに、

自分で大変だと感じてハードルを高くしている可能性大なのです。

もったいないと思いませんか?

 

もし、あなたがこの仕事大変だなと感じているなら、

もし、あなたがこの問題難しいなと感じているなら、

もし、あなたがこれをするのは厄介だなと感じているなら、

 

「大変だ」「難しい」「厄介だ」という感覚は、「比較」からきていることを

思い出してみてください。

 

何と比較して自分は「大変だ」「難しい」「厄介だ」と思っているのか。

 

もしかすると、私はこんなことで大変だと思ってしまうくらい、恵まれているんだと

気づくかもしれません。

 

そして、「簡単だ」と 思うことから、始めてみてはいかがでしょうか。

 

簡単だと思ってやってみると、思っていたよりも簡単にできてしまうことが

いかに多いかということに気付くでしょう。