人を成長させる導きかたとは?
「今日のフィードバック、どう思った?」
私が書いた文章に対して、
師匠がくれたフィードバックについて聴かれた。
とても具体的なフィードバック。
つい最近までの師匠の私へのアドバイスは
「内容では、ないよう~」
でした。
覚えてますか(笑)?
でも、今日のフィードバックは、とても具体的な内容でした。
「ものごとを始めた時に、
最初から、細かくここはこうだよ、
こうするんだよ、って言われたら
動けなくなっちゃうでしょ」
小学生のソフトボールのコーチをしていた師匠は、
最初は、とにかく
「思いっきり、飛ばせ~!!」
とだけ言い続けていたそう。
持ち方や、フォームなどの細かいことは言わない。
とにかく「思いっきり、飛ばせ~!!」
そうして、師匠は無名のチームを全国大会に導いたのです。
「打てる身体をまずつくってから。
細かいことは、そのあと。」
と言います。
師匠の教えてくれるライティングも同じなんです。
最初は、時間最優先で文章を書く。
時間内に書けなかったら、読んでもらえません。
「内容では、ないよう~」
で、具体的な内容も、言われません。
とにかく最初は、時間最優先で文章を書く。
それは、
師匠流に言うと、まずは「書ける身体をつくる」こと。
その身体ができて、初めて、具体的な内容について
フィードバックがもらえるのです。
そして、その時が、弟子がようやく
そのフィードバックを体得できる
状態になっているのです。
師匠の人を成長させる導きかた。
それは、最初から具体的なことは言わない。
最初は、
とにかく打つ。
とにかく書く。
どこに飛んでったっていい。
どんな内容の文章でもいい。
とにかく打って、とにかく書く。
そうしてようやく、弟子の吸収できる準備が整ったところで
具体的なフィードバックをしてくれるのです。
でも、まさか、あのバッティングの練習が
今に活きているとは誰が想像しただろう。
あのとき、バッティングを教えてもらって
本当によかった。
あのときが今につながっている。
ちゃんとつながってるんだなぁ。
本当にありがとう☆